カップヌードル!
テレビがきっかっけで脚光を浴びた!ということで有名な話といえば、ご存知「カップヌードル」
今や、世界80数カ国で発売され、世界累計販売食数が400億食を超える超メジャーフード!
日本人なら一度も食べたことない人はいないといっても過言ではないのではないでしょうか。
そもそもの始まりは 安藤百福さんが、終戦後、食糧難となった日本に腹をすかせた人々が街にあふれ、栄養失調のために行き倒れになる人が後を絶たないという悲惨な光景を見て 「やっぱり食が大事。食がなければ、衣も住も、芸術も文化もあったものではない」と、1958年「魔法のラーメン」と言われたチキンラーメンを開発したことが始まりです。
この時代にあって、お湯を注ぐだけで2分で食べれるという食品は画期的なものであったことは言うまでもありません。
これを紙コップで食べれる簡便な完全調理品として世界市場を視野に入れたのが1966年(なんと私が生まれた年!)
でも、もともと箸にない文化の海外では順調な滑り出しとはいかなかったみたいです。
今の若い方は知らないでしょうが、最初はフォークで食べるものだったんですよ!懐かしい~(^^)
しかも当時は自動販売機で買えて、食べれる状態で出てきたんですよ!今考えればスゴイ技術!
そんな中、テレビである歴史的な事件が報道されました。
1972年(昭和47年)2月、あさま山荘事件です。
当時は学生運動も激しく、今ではこんなに平和な日本も当時はテロ多発国でした。
籠城する犯人たちを相手に事件解決に向けての掃討作戦が日本全国に生中継され、機動隊員達が合間で食事をするシーンが食べる場面が視聴者の注目を集めました。
そう、これが「カップヌードル」
事件当時の現場は摂氏マイナス15度前後の寒さで、警察官たちに配給された弁当も凍ってしまったといい、熱湯を注いて5分ですぐに食べられる当製品が非常食として導入されたものでした。
「あの食べ物はなんだ!?」
これをきっかけに爆発的なヒット商品になった訳です。
ここまでだと「深イイ話」
実は、無償で提供された訳ではなく、ちゃんと販売されたもの。しかも、ほぼ原価で(*0*)
いわゆる「損して得取れ」商道の王道。
ニーズを先読みした価値ある商品と徹底した営業活動ゆえに成し得た功績ですね。
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