安全な食に脳が笑う!
「安心・安全」~スローガンのようにどこへ行っても目にします。
でも、実際我々はその実態を確認したうえで消費をしている訳ではなく全て信用取引。
「大手だから大丈夫だろう…」 「新鮮!って書いてあるから…」
売買の根底にある絶対的な信頼関係を否定したいのではなく、過度の衛生観念による過剰サービスとそれを要求する消費モラル。
記憶に新しいところで、群馬県のスーパーで「ポテサラ」を食べた消費者14人がo-157と診断され、その矛先は惣菜製造工場へ向いた。
初動の報道では「ずさんな衛生管理が原因か!」とまで酷評され、営業停止3日間の処分を受けた。 結果的には無実の罪だった。
消費する側にも最低限必要な事があると思う。
「ん?味がおかしいな」と思えば食べなきゃいいし、生食をするなら加熱しない分リスクが高まるのを承知の上で食事する。
この報道の影響で、世の中の「ポテサラ」が軒並み売上不調になっている。
いつぞやのユッケによる食中毒の時のように食文化が又変わってしまうのだろうか?
つい先日はこんな事があった。
長野県でブロッコリーに害虫「テンサイシストセンチュウ」を確認!
「虫が付いている野菜の方が新鮮!」なんて言いながら、国内初の害虫が検出されたもんだから、ざ
わついている。 加熱すれば大丈夫としながらも、確かに報道の画像を見ると食欲は減る。
栄養素の豊富さから一種のブームになっていたブロッコリーも軒並み出荷が落ちている。
スーパー野菜の称号を手にしたブロッコリーですら、ちょっとした風評に勝てないのか…。
以前、食品製造に携わっていた関係で、こんな話を聞いたことがある。
「中国の野菜は農薬だらけ、危険!」って言われてますが、実際は生産~流通まで日本企業が関わっているケースも多く、一概に粗悪な品質とは言えない。 輸入される時は厳しい検疫基準のもとで入管しているから安定していて、しかも安価。
一方で、国内品の流通は横から横へ。 その過程で大きさや見た目の基準は厳しいが、農薬残留検査などしない。 なのに、国内産というだけで高価格で販売できる。
一体どっちが信頼できますか?と。
経済的に豊かになって食べれるものは多くなっても、健康状態は自給自足をしていた時代にはかなわない。
自らが責任もって選別し消費する意識の改革をしよう!
でなければ、仮想の安全に高いお金を払い続けるだけ。
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