行きはよいよい帰りは怖い~♪

「行きはよいよい帰りは恐い こわいながらも 通りゃんせ 通りゃんせ」


ご存知『通りゃんせ』という江戸時代のわらべうたの一節。


何が怖いのでしょう?


行きは調子よくても帰りは何が起こるか分からないから気を抜かないように!という説もあれば

東北地方では「こわい→疲れる」という方言があり、「域は疲れてないけど、帰りは疲れるよ」という軽いタッチの方言説もあります。


その一方で、昔は「7歳までは神の内」とされ、これを境に人間扱いされる為、その年齢になるまでに口減らしで人身供養されたり、身売りされたり、神隠しにあったりという本当に怖い都市伝説的な説もありますね。


何にせよ、この唱がつくられた真意がはっきりしないから噂が噂を読んでいるのでしょうが、怖い意味がわらべうたとして後世まで永く語り継がれるというのも少々不自然に思うので、古くからの慣習に意義をつけて子供たちに諭したものと思います。


「7歳までは神の子」として神様に守られてきたけど、過ぎたら神様のご加護を離れ、正式に地域の一員として生きることになるから危険も多くなるが立派に成長せよ~現代においても子供の成長を願う七五三の祝いに繋がっているのだと。。。



よく登山をしたり、知らない処へ出向いた時、目的地に辿りつくまで「右に曲がって、その先を左…」な~んて四苦八苦しながら歩いたのに、いざ帰りになると「あれ?こんなに近かったっけ?」なんて感じる事ありませんか?


そう、きっと「行き」という経験を通して成長したんですね!





0コメント

  • 1000 / 1000