天才?努力家?
天才とはいかにして生まれるものか?
天才と努力家は紙一重。
解釈の違いだけで意見の分かれるところだろうが…。
身近なところで、
野球界のスーパースター「イチロー」
サッカー界のレジェンド「中田英寿」
彼らのプレーは遡ってみても色褪せるどころか釘付けになる。
方や、ボールをたたく人。もう一方は、ボールをはたく人。
もちろん、二人とも生まれた時からボールを自由に操っていた!みたいな(一般的な天才という世界観の中での)神童ではない。
又、彼らの偏食ぶりは有名な話。
イチローは野菜嫌いで、独身時代は毎日なじみの焼肉屋が食事の場所だった。
結婚してからも、試合のある朝食は必ず「カレー」という放送が流れてからは、日本でも「朝カレー」が流行し、サラリーマンですらがっつり朝からカレーを食べるという頃があった。
当時のブームが飛躍し、商品化されたイチロー監修の「朝カレー」は味も具も全く違うもので、責任を感じた彼はカレーをやめたと宣言した逸話がある。
元祖「イチローの朝カレー」はスパイスの効いた辛いルーで、ビーフカレー。商品化されたもののようにごろごろと野菜は入っておらず(野菜嫌いだから考えてみれば当たり前)さらさらと喉ごしのよいカレーだったよう。
カツカレーのように具がのったものはざわざわして嫌いで、蕎麦でも天麩羅そばはNG。
要はさらっと食べれて、面倒なものは好みでないらしい。
今は「そうめん」らしいが、やはり喉ごし重視のルーティーン。
中田はと言えば、これまた大の野菜嫌いで、現役の頃食べれたのははトマトソースと磨り潰したじゃがいもだけ。(野菜のアレルギーで食べると蕁麻疹がでたそうな)
で、足りないビタミンは全てサプリメント。
そもそも食事は1日1食食べればいい程度の重要度しかない彼にとっての主食はスナック菓子とかインスタントラーメンとか。
ワールドカップの食事でも中田だけは完全別メニューだったとか。
美食家とまではいかないまでも食事にもこだわり自己管理を徹底するというのが、世界を知るアスリートの世俗的なイメージだと思う。
他に類をみない恵まれた体格というわけでもない。しかし、そんな彼らは体の根幹を支える食事が偏っていてもなぜ強靭な身体能力を誇示できたのか。
やはり、自分の体と向き合い、理解したうえで、想像を超える練習と努力。
そして、自分の世界を追求する孤高な精神力。
自分で実証したからこそ哲学も生まれる。
努力の上に成り立ったものだとしても、イチローの選球眼・中田の視野は間違いなく持って生まれたセンスであり、人と違うというだけで十分『天才』だと思う。
マジでかっこいい!
叶わないだろうが、彼らに「味噌」のパワーを説いてみたいものだ。
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