平成の進化論
思春期の頃は、1cmでも背が高くなりたいと思ったものです。
何故かって?
そりゃ、女の子からモテる必須条件ですから~
だいたい親が背が高ければ高い子が産まれるし、低い家族は皆背が低い(一部を除いて)
理由は大体の人が遺伝子(DNA)と答えるでしょう。
でも、よくよく考えたら、広い自然界で背の大きなキリンと低いキリンなんています?
体の大きなライオンと小さなライオンっているのかな…。
ましてや、恐竜の王者「ティラノサウルス」にチビがいたなんて、気持ち的には存在していて欲しくないくらい理解しがたい(笑)
キリンやゾウに代表されるような大型草食動物は進化の過程で首が長くなり、体が大きくなったとされています。
外敵から身を守るため高い視野を手に入れるためだとか、食料の確保の為 競争をさけて首が伸びたとか…。
確かに、歴史を遡って恐竜のいた世界で考えると、確かに当時から草食動物は大型が多く、自然の恵みを合理的に摂っていたと推測できます。
でも、ちょっと待って!
恐竜の時代にすら、既に背の高い生き物と低い生き物がいたわけでしょ。
進化って何よ!?
キリンが何千年、何万年かけて進化したとして、その過程の歴史はどうなってるの?
現存する動物の中で一番高血圧なのはキリンらしい、知ってました?
そりゃそうですよね、あんな長い首の先に頭があって、脳まで血液を運ばないといけない訳ですから~。
彼らには「ワンダーネット」という仕組みを持っていて、首を急に上げ下げしても心臓は破裂しないようになってる。
でも、実はキリンの祖先と言われている「オカピ」も実はこのシステムを持ってます。
オカピさんは首長かったでしたっけ???
対象を植物に変えてみましょう。
アマゾンを想像したら、シダのような低い植物もあれば背の高い植物もあり、うっそうとしてるイメージありますよね~。
そこに高低様々な木々が生きている。
自ずと背の高い木は少しでも陽の光を浴びる様に高らかと!
でも砂漠地帯になったらどうでしょ。
木々は皆先端に葉を茂らせ、幹は衣類をまとっていない裸同然。
この違いには気候という明確な理由が備わっています。
木が成長するのに必要な条件は日光と水。
砂漠地帯では日の光はあれど満足な水がない分、年輪を重ねる様に成長できません。
だから、どんどん幹は伸び、光合成に必用な葉を先端に従えているのだそうです。
寿命はと言えば、キリンは20~27年。
アジアゾウは80年、アフリカゾウは70年ほどと言われています 。
野生ライオン オス10年未満、メスは15~16歳、野生トラは15年程度。
古代はと言うと、ティラノサウルスが約30年、スーパーサウルスに至っては150~200年と推測されています。
ここで。
元に戻って、人間はどうなんでしょう。
昔より寿命も伸び、体格も確実に良くなってる。寿命も伸びている。
昭和時代から見たら、平成時代のなんと足の長い事!
相応に伸長も高い。
ミュンヘン大学で経済史の名誉教授を務めるジョン・コムロス氏は研究の中で「食生活と疫病」が原因と発表しています。
長年の研究結果で、豊食に伴い一応に体は巨大化しているが、幼少期に病気などにかかった割合で差が出ると。
ここだけ見ると、意外や意外!人間だけは逆なんです。
気候、病気=ストレスと括るなら、ストレスフリーであれば、あるほど天に近く成長する!
現代社会においては、食生活の変化もそうですが、円熟した社会に身を置けば置くほど、羨ましい限りの恵まれた体格を自然に得る。
そっか、様々な問題があっても今の世は幸せなんですね~。
ただし、良い事ばかりじゃありませんよ。
寿命から見たら、これも人間だけは逆。
平均寿命は背の低いほうが長寿なんですってよ~。
結論:歴史を通じて…とりあえず、野菜は食べた方が良さそうです!!(チャンチャン♪)
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